足首の捻挫 サッカーのスポーツ障害
- 足首を捻って痛い
- 足首の捻挫のあとなかなか痛みが引かない
- 足首の腫れがとれない
- 捻挫をしてからなんとなく足首が不安定
- 足首だけでなくすねまで痛む
サッカーに足首の捻挫が多い理由
足首の捻挫とは
足首の捻挫とは足の関節を固定している、靭帯が伸ばされたり、断裂を起こすことを言います。足首の捻挫は人生の中で一度ぐらいは経験することがあるぐらい、ケガの中で極めて高頻度で経験します。一説によると「1日に1万人中、一人は足首の捻挫を起こしている」といわれるほどです。日本中で多くの人が足首の捻挫になっていると言えるでしょう。
どうしてサッカーに足首に捻挫が多いの?
足の関節は構造上、横方向には外側より内側に大きく動きます。そのため急な力が加わり内側に大きく動かされたときに、正常範囲以上の動きを強制され足首の捻挫を起こします。
サッカーに足首の捻挫が多い理由は、バスケットボールやテニス、バドミントンなどと同じく上下、左右、前後などへの急な方向転換を要求されるスポーツであること、サッカーがコンタクトスポーツでプレー中に相手との接触の際にバランスを崩しやすいという2点が大きく関係しています。
子供の足首の捻挫
こどもは成長過程にあり特に小学生の高学年から中学生の時期は骨の発達が著しい時期なので捻挫になった場合には注意が必要となります。
通常、足首の捻挫では靭帯を伸ばしてしまったり、断裂おこすのですが、子供の足首の捻挫の場合、「骨より靭帯の方が強いため」に、程度にもよりますが、捻挫を起こす足首のひねりの際に骨の一部をはがす「はく離骨折」を起こすことがあります、この場合捻挫との判別がつきにくいことが良くあります。
足首の捻挫で病院に連れて行くかどうか迷ったら?
足首の捻挫で病院を受診した方が良いと思われる判断基準をお伝えします。これが見られたら病院でのチェックを受けた方が良いとされます。できるだけ早めに受診しましょう。
- 足首が明らかに変形している
- 足首を動かそうとすると激痛が走る
- 足首を自力で動かせない
- 足首周囲が1.5~2倍以上腫れている
- 足首の痛みがいつまでも引かない
足首の捻挫を繰り返していると
足の捻挫癖(くせ)がついてしまいます!!
こうなってしまうと、正常な場合と比べて、
- 少しのことでくりかえしの捻挫を起こしやすくなる
- 足首の安定性がなくなり長時間歩くと痛みが出る
- ヒールや底が硬めの靴を履くと痛みが出る
- 足首での荷重がうまくできなくなり膝に痛みが出る
など良いことは一つもありません。
ライフポート整骨院の足首の捻挫の施術法
ヒールレイズ(トレーニング・リハビリ)
1セット=30回を1日3~5セット
アイシングの仕方
意外と知らないアイシングの方法ここではアイシングの仕方について説明します。
↓閲覧注意 いい子は真似しないでね
※こちらは真似しないで下さいね
アイシングの道具は氷嚢かアイスパック
まずアイシングするときの道具ですが、市販されているものでは氷嚢やアイスパック使います,
自宅にアイスパックがなければビニールに氷と水を少し入れたもので代用ができます。作り方は動画を参考にしてください。直接冷やすと肌が弱い人などは凍傷を起こしやすいので初めてアイシングをするまたは長時間アイシングを行う場合などはタオルなどをまいたものを使用するといいでしょう。
アイシングの時間は20分が目安
アイシングの教科書によると約20分冷却し続けると一定のアイシングの効果を得られるといいわれています。アイシング20分間というのにはちゃんと理由があります。アイシングをしたときの肌の感覚というのは4つのステージに分かれます。
①痛い→②暖かい→③ピリピリする→④感覚がなくなる、鈍くなる
この④つめの段階に達した時点が20分以内でも終了していいという目安になります。基本的には感覚がなくなったら効果が出ていると判断し、アイシングは一度中止します。なかなか感覚が鈍くならないと思って20分以上冷やしていると、凍傷をおこすことにになりかねません。
感覚が鈍くならなくても30分で一度中止しましょう。
アイシングを次に始めるまで40分のインターバルを置くこと
アイシングを一度しただけでは炎症がきつい場合や腫れがきつい場合などには、皮膚温が再び上がってきます(リウォーミング)。再び痛みを感じるようになってしまうために、アイシングは繰り返し行っていく必要があります。
20分アイシングのあと40分間は時間を開けること(1時間を1セット)とすることが基本
アイシングをして痛みが減少する理由
- 冷やすことで神経細胞の活動が低下する。
- カラダの中から出る痛みを感じさせる物質(発痛物質)を出しにくくする。
- 血流を緩やかにすることで熱を発生させにくくする。
アイシングが炎症や腫れを抑えることができる理由は主にこの3つだとされています。
アイシングは凍傷に注意 冷蔵庫の氷は冷えやすいので注意
凍傷はなんとなく温度がマイナスになれば起こると思われていませんか?冬山登山などでの凍傷は4~5°ぐらいでも起こり得ます。アイシングの際には氷を使用しますのでマイナスの温度になる可能性がありますので注意が必要です。凍傷するときの原因というのは基本的に使用する氷が冷えすぎていることで起こります。氷はすべて0度ではありません、中には氷の温度が0度を下回っていることがあります。表面に霜が付いたようなサラサラした氷というのは氷自体の温度が0度を下回りマイナスになっていることがあるので、凍傷になる可能性が高い氷です。その氷というのは家庭用の冷蔵庫でつくられる氷に多いといわれています。
アイシングに適した理想の氷というのは表面が少し濡れた状態の氷
かといって自宅でアイシングする場合には冷蔵庫の氷を使いますよね。その場合には少し水を入れるなどして氷の表面を濡らしてください。こうしておけば皮膚に接触している水が暖められそこから氷が溶けていくので冷えすぎて凍傷を起こすことを防止できます。