精液検査とは?
2015年10月17日
精液検査とは?
男性が1回の射精で得られる精液の量と、精液内の精子の状態を検査します。
その際、精子の濃度や精子の運動率、精子の奇形率、感染症などもチェックします。
女性の卵子と異なり、男性の精液は毎日精巣内でつくられ続けるため、
日々変動しやすいといわれています、ストレスや食生活などでも変化します。。
そのため正確な判断をするには、別の日で何回か検査を行い、
その結果の変化や平均値を見るなどしてに判断するのが良いでしょう。
精液検査をする目的は?男性に原因がある不妊って多いの?
以前は不妊の原因は女性側にあると思われている時代もありました、
しかし現在の研究では不妊の原因の
「男性側に原因があるものは40%、女性側に原因があるものは40%、残りの20%が原因不明」
と言われています。
つまり男女の不妊原因の割合はほぼ同じなのです。
しかし、不妊の原因がどちらにあるかを自己判断することは危険です。、
近年の晩婚化のため「いつかできるだろう」と考えているうちに
妊娠する機会を逃してしまう夫婦が増加しています。
もしかして不妊かもと思われたならば、できるだけ早く、
そして夫婦一緒に検査を受けることが重要です。
女性が卵巣や子宮の現状を知るのと同じく、
男性も精子の現状を知っておくことをお勧めします。
ただ、この問題はデリケートでもある内容なので、
ご夫婦でしっかりと話し合い、合意したうえで決めましょう。
精液検査の方法は?
検査機関や病院から渡された容器の中にマスターベーションによって射精した精液を入れます。
この時コンドームを使用したりすると、
コンドームの薬剤が精子に影響を与え正確でなくなる可能性があります。
コンドームの使用は避けましょう。
なお、病院での精液検査では、
病院内で精液を採取する方法と持ち帰り自宅で行う方法があります。
精液検査で検査できる項目
採取した精液、その中の精子の状態を2つを調べることによって
男性側の精子に不妊の原因につながる事があるか知ることができます。
病気や感染症による血液や膿の混入はないか、
精液の量や濃度は正常値か、精子の生存率、精子の運動率、奇形率などの数値をチェックします。
目視だけでなく顕微鏡を用いたり、精子を染色したりして検査することもあります。
民間の検査機関などではその結果をレポートやメールにて受け取ったり
精子の写真を写すことも可能な機関もあります。
精液検査の費用は?
病院での精液検査の費用は、検査内容によって保険適用内かどうか分かれます。
数や運動率などの基本的な検査項目であれば保険適用になる場合が多く、
自己負担額としては1回当たり300円~1,000円くらいで受けれるのが一般的です。
また検査項目により、保険適用外の場合おおむね5000円~ですが
病院により異なります。
検査内容と病院によってさまざまですから、事前に確認しておくと良いでしょう。
精液検査の結果の見方、正常値は?
精液検査の結果の見方は学校での定期テストのように点数ではありません
「生殖が可能な基準値としての最低ライン」からみてどうかを判断するものです。、
ですから精液検査の結果が基準ライン以上であったとしても、
「これだけあるから妊娠には十分」だというものではありません。
下記の数値は2010年にWHOが決めた
精液検査における正常値です。
●精液量:1.5ml以上
●精子数:3900万以上
●運動率:40パーセント以上
●奇形率:96パーセント未満
●精子濃度:1500万/ml以上
●総運動精子数(総精子数×運動率):1560万以上
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