生理痛の原因
2015年07月18日
子宮の内部には「子宮内膜」という赤ちゃんのための「ベッド」があります。
生理から生理の期間に妊娠しなかった場合にはこのベッド「子宮内膜」が、
はがれて血液と一緒に体外排出にされます。これが「生理」ですが
この際に女性の多くが痛みを感じますこれが「生理痛」です。
生理痛は女性の9割が何かしらの不快感を持つと言われています。
子宮は一般的に28日周期でベッドを新しいものに作り変えています。
つまりは「ベッドメイキング」と「掃除」定期的におこなっているのです。
この「ベッドメーキング」と「掃除」を繰り返していますが、
この「掃除」の時期が生理で、その際感じる痛みが「生理痛」です。
主な生理痛の原因としては、
①プロスタグランジンの過剰
②子宮口のが狭い
③冷え
④ストレス
などが関与していると言われます。
①「プロスタグランジン」の過剰
生理痛の大きな原因とされるものの一つが、生理中に分泌される
発痛物質「プロスタグランジン」です。
この物質の分泌量が多いと痛みや炎症が強くなります。
プロスタグランジンはケガの際などにも産生され、
これが増えることにより炎症が起こり治癒機転が働きます。
生理の際には子宮を収縮させる働きがあり、子宮内膜がはがれた
血液(経血)を子宮の収縮作用を起こすことにより体外に
排出することにも関係している物質です。
このプロスタグランジンが通常より出てくると、
当然子宮の収縮が過剰になります。
これだけ聞くと良い働きをするのですが、
この物質は発痛物質としての作用もあることより
痛みを強めるなどの作用もあるので、頭痛、発熱、肩こり、腰痛、吐き気、体
のだるさの原因にもなるのです。
②子宮口が狭い
若い女性や子供を産んだことのない女性に多い原因の一つです。
経血がスムーズに流れにくいことから前述のプロスタグランジン
(発痛物質)を多く含む経血が体内に長くとどまることになります。
そのため痛みの長期化や増加につながるのです。
経産婦など、30代以降の方の中に、若いころと比べ生理痛が
以前に比べ軽くなったという人がいるのも、
子宮の出口が広がり経血が流れやすくなったからです。
③冷え
体が冷えると血液循環が悪くなりプロスタグランジンの排出が遅くなります。
プロスタグランジンが体内や骨盤内に長期間滞ることとなり、
痛みが強くなるのです。
④ストレス
ストレスは短期間であると免疫機能が増加します。
ですが長期間続くと通常の免疫機能より低下することが知られています。
免疫機能だけでなくホルモンや自律神経のバランスを崩し、
全身や末端、骨盤内の血行を悪くさせます。
さらに体温調節の機能なども低下させ、交差の働きも低下することから
生理痛を増長される原因となることが知られています。
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