不妊症の検査とは
2015年10月15日
不妊症検査
不妊症の検査には以下のようなもがあります。
(1)基礎体温・内診・超音波検査・子宮ガン検査
(2)クラミジア検査
クラミジアは性交を通じて感染し、子宮・卵管に炎症を起こす細菌です。
汚いおりものや腹痛を起こしますが、自覚症状があまり無いことも特徴です。
卵管閉鎖などにより不妊の原因として近年頻度が急増しています。
子宮頚管のおりもの採取と採血にて感染の有無が分かります。
(3)血中ホルモン(LH・FSH・プロラクチン・エストラジオール)採血
女性の排卵や月経はホルモンの働きによってコントロールされています。
女性ホルモンだけでなく女性ホルモンに命令を与えるホルモンまでの
ホルモン異常を調べます。主に月経期間中に行います。
(4)抗精子抗体採血
精子に対しアレルギー反応を起こす身体であると、
子宮の中に進入した精子を女性の体が攻撃しまい精子は死んでしまいます
つまり受精することが出来ません。
抗体の有無は血液検査で調べることが可能ですが、
この検査は現在保険外診療なので、実費がかかります。
(5)卵管通水検査
子宮内腔の状態と卵管の通過性を確認するため、
子宮口より生理食塩水を注入し超音波にて観察します。
月経直後の時期に行うものです。
注入した刺激により軽い腹痛や検査後に出血を起こすがあります。
(6)卵胞発育・排卵モニタリング検査(超音波検査・頚管粘液検査・尿中LH検査)
排卵のタイミングを知るため、超音波で卵巣と子宮内膜の変化をみるものです。
卵細胞を含んだ卵胞が大きく成熟してくると、それから出るホルモンに取り子宮内膜は厚くなり、
子宮口からは精子を子宮腔へ導き入れるための子宮頸管粘液が分泌されます。
子宮頸管粘液が少ないと精子が子宮に入りにくくなるので妊娠しにくくなります。
卵胞の成熟を確認後、排卵を促すホルモン(LH)の検出を尿検査(排卵予知検査試薬)にて行います、
それにより排卵日を予測するのです。そこできちんと排卵できたか排卵後の確認も行います。
(7)フーナーテスト(性交後試験)
排卵期に分泌される子宮口の粘液内に精子が到達しているのかを確認する検査です。
指定された日の朝に性交を持ち、午前中に受診しするというものです。
(前夜の性交では正確に評価できないので、必ず当日の朝に来院をする。)
(8)黄体機能検査(子宮内膜組織診と血中ホルモン測定)
受精した卵は、排卵後約1週間ほどで子宮腔内の内膜に着床します。
子宮内膜は、受精卵を受け入れるために内膜を厚くするなどの準備を行わなければいけません。
内膜の着床の能力を確認するために、直接子宮腔内に挿入し内膜の一部を採取し顕微鏡で確認するものです。
また、採血を行い当日のホルモン状態も良好であるかを確認します。
(9)精液検査(男性因子)
不妊症の原因の40~50%は男性側に原因があるといわれています。
精液中の精子濃度や運動率、奇形率を測ります。自宅で精液採取する方法と、
院内で採取する方法があります。
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