西海の膝治療日記その6
2017年03月19日
おはようございます。
膝休暇中の西海です。
今日は昨日の続き膝の手術について話していきます。
前十字靭帯再建術には二つの術式があります。
BTB法とSTG法です。
この二つの違いとしては靭帯の代わりになる腱が違います。
まずBTB法ですがお皿の下にある腱を使います。
両端に骨(お皿の骨と脛の骨を三分の一ずつ)をつけた状態で採取し、端の骨部は骨内に埋め込んだ状態で固定します。
赤い丸のところです。
骨が付いていることから術後の早くから安定性があります。
昔はこのBTB法が主流でした。
しかし手術による足への負担が少し多い事と採った腱の場所が術後希に後遺症として痛みが残る事があるそうです。
なので早期に復帰を希望するスポーツ選手の為などに行われる術式になっているようです。
BTBとSTGでスポーツ復帰後の前十字靭帯の強度に差はないもののBTBの方が少し早く復帰出来るようですね。
ではSTG法ですが、自分の骨ではなくチタンを骨替わりに使いハムストリングと呼ばれる太ももの裏側の筋肉の腱を使います。
BTB法に比べると術後の安定性は劣りますが、体の負担は少なく後遺症などもないそうです。なので近年ではBTB法からこちらの術式を選択する人が増えているそうです。
私もこの術式でやってもらいましたので入院は3泊4日でした。
採取するのは赤い丸のところです。
まだまだ前十字靭帯の再建術は進化する可能性があるらしく
5年後にはまた、新たな術式が生まれている可能性も十分にあるみたいなので、医学の進歩は本当にすごいですね〜