技術職には修行が必要
2016年07月5日
総院長の飯沼です。
ホリエモンさんが以前に「すし職人が何年も修行するのはバカ」と
発言されたことがありました。
これを聞いた時に、ホリエモンさんは先輩や上司に育てられた経験が
薄い人なのだなと感じました。
ある意味ではこの発言も当たりだと思います。ゲームなどのように説明書や
攻略本があるような仕事に関してはそうなのかも知れませんね。
ですが、一回説明書を見ればわかってしまうような仕事、
一度手ほどきを受ければ出来てしまう仕事を技術職とは言いません。
人間の体を診る職業であるわれわれ柔道整復師、鍼灸師はもちろん、
一日で習得できるような物ではありません。
機械で出来ない仕事だからです。
ある先生の講習会でのことです。
「僕が君たちに講習の中で教えてあげれるのはせいぜい7割だよ」
「うちで働いてくれる人には後の2割も伝えられるけど」
「残りの1割は自分の感覚でつかんでいるミソの部分だから一生伝えられない。」
という話を聞いたことを思い出します。
後の1割は経験をつんだり、他の施術を習得しながら、
熟成させていく部分ではないでしょうか。