突き指(マレットフィンガー等)
- ボールが指に当たってから痛い
- 痛みと腫れがなかなかひかない
- ひとさし指、親指、小指を突き指した
- 突き指してから指が曲がらない、曲がりにくい
- 見た目が変形している気がする
突き指にもいろいろな種類が
どんな突き指があるの?
実は突き指で痛める場所は色々あります。
マレットフィンガー、掌側板損傷、側副靭帯損傷、中節骨、基節骨の裂離、剥離骨折、浅指屈筋腱、深指屈筋腱の損傷、等があります。
ここではそれぞれの痛みの特徴を紹介します。
マレットフィンガーとは?
別名、槌指(つちゆび)といわれます。
指の第一関節が木槌のように曲がった状態になります。なのでマレットフィンガー(マレット変形)と言われます。
この変形と同時に腱が損傷し伸びてしまうもの、同時に骨折してしまう(基節骨近位部の骨折)が起きる事があります。
右の図で一番上は正常です。
下は腱の断裂を伴う損傷、
骨折を伴う損傷です。
いずれも指を伸ばすことはできません。
治療が早ければ治ります(状態によって異なる)が遅ければ第一関節は曲げる事はできますが伸ばすことは不能となってしまいます。
突き指をしてから指が伸びない、変形している気がする、と思った場合は早期に医療機関へ行ってください!!整骨院でも大丈夫です。
掌側板損傷、側副靭帯損傷とは?
・掌側板損傷は指の第二関節の手の平側に痛みが出る事をいいます。
大体の症状は指が腫れ、痛みを伴います。
受傷の際に骨が引っ張られて骨が剥がれてしまうというケースもあります。
不完全な状態で治癒すると、指が曲がりにくくなり日常生活に負担を生じる事もあります。
・側副靭帯損傷は受傷直後から手指に腫れ、痛みを伴います。十分に曲げたり、伸ばしたりすることは辛くなります。
特に指の関節の外側(損傷側)に痛みを訴えます。押すとかなり痛く、指を曲げても痛みます。
関節が側方にぐらぐらする、といった場合は靭帯の部分断裂、又は完全断裂が疑われますので必ず早期に医療機関の受診をして下さい。
掌側板損傷、側副靭帯損傷は受傷直後は10分から15分程度の患部へのアイシングを行ってください。無理に動かそうとせず安静にすることも大切です。